文科省より平成28年12月22日付けで、平成30年度科研費(平成29年9月公募予定)から採用される審査区分表が公表されました。

これは日本学術振興会の科研費審査システム改革2018において、現行の細目表の廃止に伴い新たに決定されたものです。 この審査区分の決定においては、最初に公表された原案に対して、本学会を含む栄養学分野6学会より『「科学研究費助成事業(科研費)審査システム改革2018」に関する栄養学分野からの要望書(5月19日)』を提出し、その要望の内容が大きく受け入れられた結果となりました。

栄養、食品関連の主な区分は次の通りです。
 

  • 大区分A 中区分8: 社会学およびその関連分野
    小区分08030: 家政学および生活科学関連
    内容の例: 生活文化、家庭経済、消費生活、ライフスタイル、衣文化、食文化、住文化、衣生活、食生活、住生活、生活科学一般、家政学一般、家政教育、など
     
  • 大区分F 中区分38: 農芸化学およびその関連分野
    小区分38050: 食品科学関連
    内容の例: 食品機能、食品化学、栄養化学、食品分析、食品工学、食品衛生、機能性食品、栄養疫学、臨床栄養、など
     
  • 大区分I 中区分59: スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
    小区分59040: 栄養学および健康科学関連
    内容の例: 栄養生理学、栄養生化学、栄養教育、臨床栄養、機能性食品、生活習慣病、ヘルスプロモーション、老化、など


現行からの大きな変更点は、生活科学分科(細目数3)が社会学関連の小区分一つにまとめられたことと、スポーツ科学、体育、健康科学関連の小区分名に「栄養学」が明記され、栄養学関連がまとめられたことです。 詳細は、下記ページをご覧ください。今年4月に実施されたパブリックコメントへの回答も公表されています。