本学会が中心となり誘致活動を進めてきました第22回国際栄養学会議(ICN2021)の日本開催が、9月18日にグラナダで開催されたIUNS総会での投票にて決定しました。

IUNS(国際栄養科学連合)には、わが国を代表して日本学術会議が加盟していますが、今回の誘致活動は、日本学術会議、日本栄養・食糧学会、日本栄養改善学会の三団体が協力し、東京都の支援を受けながら行われました。

誘致活動の詳細はこちら(PDF)です。

提案概要

会期 2021年10月5日(火)~10日(日)
会場 東京国際フォーラム
テーマ The Power of Nutrition: For the Smiles of 10 Billion People

誘致活動経緯

2012年 9月 誘致計画書をIUNSに提出
2013年 3月 最終候補3カ国に選考されたとの通知
2013年 9月15日~
9月16日
9月18日
グラナダでのICN2013において、ブース等での広報やロビー活動
​プレゼンテーション
​投票にて日本開催が決定

グラナダでは本学会からの多くの参加者の協力を得て、ブース活動が展開されました。

16日に開催されたIUNS総会(1回目)では、中国、日本、アイルランドの順にプレゼンテーションが行われました。日本は、加藤久典座長と東京観光財団の小西久美子氏が、日本開催の学術的意義や計画の堅実性、東京の利便性などを紹介し、最後に多くの人が日本開催を望んでいること、そして日本はそれに応える力を持っていることを熱烈にアピールしました。

18日のIUNS総会(2回目)において、加盟国1カ国1票の投票が行われ、出席国54票のうち、日本は32票を獲得し、1度目の投票で開催決定となりました(中国9票、アイルランド13票)。

誘致準備WGメンバー

加藤久典(座長)、清水誠、宮澤陽夫、木戸康博、武見ゆかり、井上和生、三浦豊、菅原達也、仲川清隆、岸本良美

誘致WG座長より

誘致を行うことを決定してから、開催プランの策定に始まり、情報収集、ビデオや冊子、ウェブサイトなど様々な制作物の準備、現地での積極的な広報や地道なロビー活動など、チームジャパンで一致団結して走り続けた一年間でした。

この度の誘致成功は、WGの先生方を始め、たくさんの方々による献身的な働きの集大成です。準備に携わっていただいた皆様、ブース活動などお手伝いいただいた皆様、応援の声をお寄せ下さった皆様、心から御礼申し上げます。

誘致活動について、本学会宮澤会長からいただいたコメントを引用させていただきます。

『日本人の緻密さ、鷹揚さ、企画力、結束力、精神力、すべて最高でした。』

これらのすべてを8年後に向けて活かしましょう。22nd ICN in Tokyo、その成功への第一歩が踏み出されました。

(加藤久典)

ブース活動の様子 日本開催決定後の集合写真

写真左:ブース活動の様子
写真右:日本開催決定後の集合写真

ICN Daily News(9/20)に掲載された記事

ICN2021 Tokyoウェブサイト